先日の日曜日、妻と一緒に稲沢の映画館に行き『八犬伝』を見てきました。早朝とあって客数が少なくて見やすかったです。内容ですが、馬琴の物語制作における人生パートと、南総里見八犬伝の冒険パートとが、変わる変わるスクリーンに映し出されます。ハートフルとスペクタクルが交互にやってくるという演出で、非常に見やすく面白くもありました。
作品内にて、馬琴は「実」と「虚」で他の人と論じるシーンがあります。現実の世界と物語の世界についてであり、つまり現実と理想です。映画が終わり、現代社会において、自分ならどういった「虚(理想)」を思い描こうかなと思うのでありました。
